皆さん、こんちは☆ECOXスタッフのMomoです。弊社の輸入アパレルブランド『デンマーク発Basic Apparel』は自然環境・動物・労働環境に配慮した素材を使用した商品を作っています。今回、リサイクルラムウールとそれに付随する内容をご紹介していきます。
ウール「Wool」は環境負荷になっている?
ウールとは、羊の毛を原料とする繊維の事です。 冬は暖かく夏は涼しい、しわができにくい、吸湿性と放湿性に優れている等の特徴があります。 動物繊維のなかで最も多く使用されており、日本で消費されるウールのほぼ100%が海外からの輸入です。天然素材という点で良いイメージを持たれがちですが、実は、生産過程において、紡績から染色、製品化まで水やエネルギー、薬剤などを使用することで、環境へ一定の負荷をかけています。
ラムウール「Lambswool」
ラムウールとは羊の種類ではなく仔羊の羊毛のことを指します。
リサイクルラムウール「Recycled lambswool」
他の製品として一度使用されたラムウールを、別の用途に再利用したものをリサイクルラムウールといいます。リサイクルされたラムウールは通常、「分別、洗浄、細断され、ラムウールの繊維にまで細分化する」というプロセスを経て、ラムウール繊維は再染色されるか、新しいリサイクルカラーのままで新しい糸に紡がれます。※リサイクルウールも同じ過程を経ています。
ミュールシングをご存知ですか?
ミュールシングとは、ウール用に飼育されている子羊の臀部(でんぶ)などの皮膚を切り落とすことをいいます。一般にウールといえば、その大半がメリノ種の羊の毛です。メリノ種は羊毛を目的として品種改良された羊で、毛が生える皮膚の表面積が広く、効率的にたくさんの毛を得られるのが特徴です。しかし、皮膚の面積が広い分、シワができやすく、このシワの間に汚れが溜まったり虫がわいたりすることが多いそうです。羊の健康被害を防ぐための処置として、子羊のうちにもっとも汚れやすい臀部などの皮膚を切り落とすのです。
残酷なことに臀部を切り落とす際、麻酔も使わずその後の処置もせず、羊さん達はひどい扱いを受けています。
ミュールシングフリーとは?
ミュールシングは、麻酔もなく傷跡も治療されないなど苦痛を伴います。最近では動物愛護の観点から問題視されるようになり、世界のウール生産地ではミュールジングをしない自然なままの飼育法へと転換しているところもあるそうです。
そうしてやさしく育てられた羊から得られるウールを「ミュールシングフリー・ウール」や「ノンミュールジング・ウール」と言います。
環境や動物に配慮した選択をしませんか?
私もリサイクルウールやミュールシングを調べる前は、このような現実を知りませんでした。今まで、何も知ろうとせず、何も考えず、ウール製品を使っていたことをとても恥ずかしく思いました。
「知らない」は本当に恐ろしい事ですね、、、。皆さんは、この記事を読んで何を感じましたか?
自然環境や動物に少しでも優しくなろう!と思っていただけるきっかけになれば嬉しいです。
自然環境に配慮したデンマーク発アパレルブランド「Basic Apparel」
リサイクルラムウールやミュールシングフリーウールを使った商品はこちら↓
商品名: Basic Apparel クラウディア ハイネックセーター BA256-24
素材:ミュールシングフリーウール 42% ナイロン 35% アクリル 20% ポリウレタン 3%
商品名: Basic Apparel ウェーブセーター BA240-11
素材:リサイクルラムウール70% リサイクルポリアミド30%